不用品回収の相見積
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1. 不用品回収を安く抑えるための相見積もり
不用品回収にかかる費用を少しでも安くしたいけれど、必要なサービスをきちんと受けられるようにしたいというときには相見積もりがよく行われています。
相見積もりとは同じ条件で複数の業者から見積もりを取り、料金やサービスの内容などについて比較することを指します。
相見積もりをするのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
相見積もりにはデメリットもあるため、まずは長所と短所を広く理解しておきましょう。
1-1. 相見積のメリット
不用品回収を依頼する業者を選ぶときに相見積もりをするメリットとして、まず挙げられるのが価格と相場がわかるということです。
この業者が良さそうだと思って相談に行き、見積もりを依頼してみるとその業者の料金については知ることができます。
しかし、その見積もりだけではその料金が高いのか低いのか、あるいは業界相場に沿っているのかは判然としません。
そこで、もう一社から同じ条件で見積もりを取って比較してみると料金の適正さがわかるでしょう。
もっと多くの業者から見積もりを取って比較すれば、統計的に見ることができるようになり、どのくらいが相場でどの業者が安いのかがはっきりとわかります。
結果として、納得した上でこの業者が安いから依頼しようと考えられるのがメリットです。
また、料金だけでなくサービスについても詳しく比較することができ、満足できるサービスを提供してくれる業者を選び出せるのもメリットです。
見積もりを取るまでに電話で打ち合わせをしたり、現場まで来て様子を見に来てもらうのが一般的です。
そのやり取りを通して信頼できる業者か、高圧的で付き合いにくい業者か、親切で頼もしい業者かといったこともわかるでしょう。
そこで、さらに他社の対応についても比較してみると、この業者が最もお客様視点で安心できる、対応が柔軟で嬉しいなどということが明確になります。
不用品回収を依頼する上ではストレスなく利用できるのが大切ですから、サービスや対応を比較できる点でも相見積もりは魅力的です。
1-2. 相見積のデメリット
不用品回収の依頼先を探すときに相見積もりをするデメリットとして、最も大きいのは時間と手間がかかることです。
一つの業者から見積もりを取るだけなら電話をして自宅まで来てもらい、見積もりを出してもらうといった手続きが1回だけで済みます。
複数の業者から見積もりを取るには業者の数だけ同じような手続きをしなければならず、それぞれの業者に対して同じ説明をしなければなりません。
何度も同じことを説明するのはストレスになることも多いでしょう。
さらに、不用品回収業者が少ない地域の場合には業者情報の収集も大変になります。
逆に候補がたくさんある地域では探すのは負担になりませんが、絞り込むのにかなりの労力を必要とするでしょう。
また、それぞれの業者について連絡先を調べて個々に電話やメールで連絡を取らなければなりません。
見積もりを取るスケジュールもうまくすり合わせる必要があり、土日しか時間がない場合には週末は不用品回収業者の対応に追われることもあるでしょう。
相見積もりをすると、見積もりの取得後に断りの連絡もしなければなりません。
メールで一斉送信で断るというわけにもいかないので、たくさんの業者を比較してしまうとかなり断るのが大変になります。
業者としては何とかして依頼して欲しいと考えているでしょう。
そのため、業者に電話をしてみると何十分もかかってしまうことも少なくありません。
相見積もりが終わっても断る労力の負担が大きいことはデメリットとして念頭に置いておく必要があります。
1-3. 不用品回収費用の相場
不用品回収の相見積もりをする前の時点から、ある程度の相場観を持っているとスムーズに業者を選べるようになります。
見積もりの内訳を見て内容を吟味できるようになっておくことも大切ですから、費用の相場や内訳について確認しておきましょう。
不用品回収の費用相場は業者によって様々なプランを持っているため、わかりにくいのは確かです。
ただ、どのような料金プランを選んだ場合にもおよそ同じくらいの金額になることが多く、どのくらいの不用品があるかと地域差が大きな影響を及ぼすのが一般的です。
例として、一人暮らしと二人暮らしの場合でどのくらいの相場かを地域別に確認していきましょう。
一人暮らしでは軽トラック一台、二人暮らしでは2トントラック一台くらいで済ませられると想定すると以下のような相場になっています。
- 東京都や大阪府などの大都市部:一人暮らし…20,000円~40,000円、二人暮らし…40,000円~70,000円
- 愛知県や京都府や福岡県などの都市部:一人暮らし…15,000円~30,000円、二人暮らし…30,000円~50,000円
- 長野県や福島県や高知県などの地方:一人暮らし…15,000円~25,000円、二人暮らし…20,000円~35,000円
- 北海道の都市部:一人暮らし…15,000円~30,000円、二人暮らし…30,000円~60,000円
このように都市化が進んでいて物価や人件費が高い地域ほど相場が高い傾向があります。
このような相場観で見積もりを見てみると、高いか安いかは大まかに判断できるでしょう。
ただ、実際には内訳まできちんと比較して見るのが大切です。
不用品回収の見積もりでは主に作業料金や出張費に加えて、回収してもらった不用品の処分費用が加算されます。
そして、業者によってはいくつかのオプションを提供しており、それを選択するとオプション料金がかかります。
このような内訳を見ることによって、どの部分が高いのか、安いのかといったことがはっきりするでしょう。
さらに、見積もりに含まれていなくて後から請求されるといったリスクも低くなります。
1-4. 一括見積サイトがおすすめの理由
このように相見積もりをするメリットも大きいものの、デメリットについても心配しなければならないのが事実です。
メリットを大きくするためにはできるだけ多くの業者から見積もりを取る必要がありますが、それに比例するように労力や時間がかかってしまうのでデメリットも大きくなります。
このジレンマを解消するための方法として魅力的なのが、一括見積もりサイトを利用する相見積もりです。
一括見積もりサイトでは、複数の不用品回収業者を指定してまとめて見積もりの申し込みを行える仕組みになっています。
最初に回収して欲しい不用品の内容や量、あるいは不用品回収の希望日などについて入力すればまとめて送信することが可能です。
何度も繰り返し同じことを説明する必要も、業者の連絡先や申し込み方法を個々に調べる必要もありません。
条件を全く同じにして多数の業者から見積もりを出してもらえることに加え、申し込みのタイミングが同じですから結果が出るのも同じ時期です。
相見積もりをされていることを業者も理解しているので、速やかに料金を提示して顧客を勝ち取ろうとしてくれます。
申し込みをしたらすぐに相場や料金を把握できる点も優れています。
一括見積もりサイトを利用した場合にも最終的には一つの業者を選んで依頼し、残りの業者は断ることになります。
その際には、やはり電話やメールで断ることが必要になります。
しかし、業者は最初から相見積もりをされているとわかっているため、断られてしまったのは他の業者の方が良かったからだと納得してくれるのが一般的です。
そのため、断りの連絡をしたときに長い交渉になることもあまりなく、労力も時間もあまり浪費しなくて済みます。
このようにメリットを生かしながらデメリットを広くカバーできる点で一括見積もりサイトを利用するのがおすすめです。
1-5. 相見積をする際の注意点
不用品回収の相見積もりをするときには失敗しないために押さえておくべきポイントがあります。
一括見積もりサイトを利用するとあまり問題にならない点ですが、自分で複数の業者に見積もりを取る際に注意しておかなければならない
点が3つありますので、具体的にどんなことに気を付けると良いかを確認しておきましょう。
1-6. 廃品回収トラックには注意
不用品回収を依頼したいと思ったときに廃品回収トラックをイメージする人もいるでしょう。
廃品回収トラックは街中を回っていて、不要になった家電や家具などを無料で回収すると宣伝していることがよくあります。
不用品回収業者に依頼するのと違って料金がかからないなら良いのではないかと思うかもしれませんが、そもそも比較対象にならないと考えましょう。
廃品回収トラックは違法性が高いことから、利用するとトラブルが起こるリスクがあるので避けた方が無難です。
廃品回収で無料で回収した品物は何らかの形で処分しなければなりません。
業者としては利益を得なければならないものの、回収したものを処分するには費用がかかります。
しかし、中古品として販売して利益を得るためには古物商許可が必要になり、さらに無料で仕入れたものは販売できないと定められています。
そのため、高価な部品だけ取り出して残りは不法投棄し、違法な形で部品も販売するといったやり方をしている可能性があるのです。
また、廃品回収は会社ではなく個人で行っている場合が多いのも問題で、トラブルが起きたときの補償や保険などがないのが一般的です。
不用品回収業者なら保険に加入しているのが普通ですから安心して利用できます。
このようにリスクが高い取引になることを念頭に置いて、あえて危険な道を選ばないようにしましょう。
1-7. ぼったくりには注意
不用品回収を依頼するときには、ぼったくり業者に注意しなければなりません。
不用品回収業者を利用するときに多いトラブルとして知られているのがぼったくりで、見積もりの料金がかなり高くなっていることがある
だけでなく、後になってから追加請求をされることもよくあります。
相見積もりをすれば他社の料金と比較することによって、ひどく高い業者を排除することはできるでしょう。
しかし、追加請求があり得るのかどうかについては見積もりの金額だけを見てもわかりません。
安そうだと思って依頼してみたら、作業上でこれだけ費用がかかったという明細付きで高額な請求書を渡されてしまうこともあるので注意が必要です。
重要なのは不用品回収業者に依頼したい内容を明確にして伝え、依頼内容と見積もり内容が一致しているかを確認することです。
曖昧な内容の場合には作業が必要になった、処分費用がかかったなどといった理由で追加料金を請求される要因が生まれます。
また、処分費用は実費となっていて、見積もりには作業費や運搬費などしか含まれていないこともあります。
きちんと見積もりの内容に抜けている部分がないかを確認する上でも他社の見積もりが役に立ちます。
また、見積書を出してもらったら保管しておき、請求書と金額が異なった場合には交渉をしましょう。
1-8. 安すぎる業者には注意
相見積もりをしたときに注意が必要なのが、相場よりも大幅に安い業者を選ぶとトラブルが起こりやすいということです。
相場から大きく外れている安すぎな業者を利用すると、追加請求をされてしまうことが多いのが問題です。
先に述べたように、ぼったくりをするための方策の一つで、安い見積もりを出して依頼してもらい、追加料金で大幅に上乗せをして稼ぐというやり方をしている可能性があります。
この場合にも見積もりを詳しく見て確認する必要があり、抜け落ちている費用があったら追加して見積もりを出してもらうようにしましょう。
また、追加料金としてかかる可能性があるものは明記してもらうのも良い方法です。
ただ、それでも予定外のことがあったという説明で作業終了後に追加料金を請求されることもあります。
安いのは魅力であってもリスクが高いと考えたときは避けておくのが無難です。
他にも同じくらいの料金の業者があるかどうかを調べてみるのも良いでしょう。
自分で相見積もりをした場合にはたまたま高い業者ばかりに見積もりを依頼していて、一社だけ安かったという可能性もあるからです。
一括見積もりサイトを使えばこのような心配をする必要もないため、安心できます。
一括見積サイトを使って相見積をしよう
不用品回収を業者に依頼するときには、相見積もりによってより良いサービスを安く提供してくれるところを選ぶのが良い方法です。
一括見積もりサイトを使うと労力を最小限に抑えられるのでデメリットが少なくなり、さらに安心して利用できる業者を候補にできます。
トラブルのリスクを下げるためにも、相見積もりのときには一括見積もりサイトを活用しましょう。