不用品回収だと片付け不要
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1. 部屋の片付けなら不用品回収業者が安い
この項では、部屋の片付けやそこから発生する不用品の処分に絞って、不用品回収業者の役割とその段取りを紹介していきます。
個人では、指定の場所までに搬入するのが難しかったり、量が多くて大変になってしまうこともある部屋の不用品処分ですが、そうした時に
不用品回収業者に依頼することで、安くスムーズに不用品を処分してもらうことが可能です。
この項では、不用品ごとの処分費用や業者の選び方も併せて紹介します。
1-1. 片付け費用は不用品の種類や量で決まる
まず、基本的な片付けを業者に依頼した際の費用についてですが、そうした費用は不用品の種類や量で決まることが一般的です。
もちろん依頼する業者によって異なりますが、不用品として処分されることが多い、テーブルやソファー、衣装ケースなどそれぞれに処分費用が割り当てられています。
依頼者は事前にこういったデータを元に概算することが可能です。
また、リサイクル法でその取扱い方が細かく決められている家電については、一般の家具よりも費用が高くなるという傾向があります。
1-2. 不用品の種類を確認する
上述したように、不用品回収業者に依頼した場合は、処分する家具によってその処分費用が変わってきます。
例えば、代表的な家具であり、引っ越しや模様替えによって処分されることも多いテーブルの場合は、高くても基本的に2000円前後です。
不用品回収業者に依頼しなくても、粗大ごみとして多くの自治体で処分可能ですが、その場合はサイズによっては直接搬入したりする必要があるので、不用品回収業者に依頼したほうがスムーズです。
また、代表的な家具であるソファーの場合は、約3000円~になっています。
ソファーのサイズや状態、スプリングあり無し等によっては、1万円前後にまで膨らみます。
自治体で処分してもらうことも可能ですが、金属や木など異なる物質で作られていることの多いソファーは事前に分解しておく手間がかかります。
ベッドを処分する場合は3000円が一つの相場になります。
シングルベッドならこの価格ですが、サイズによっては費用が大きくなり、ソファーと同じように1万円前後になるケースもあります。
自治体に依頼するにしても、搬入することが困難になりがちなベッドは、不用品回収業者に依頼して処分するという人が多く、業者側もベッドの処分費用を全体の処分費用の基準にしている場合があります。
これらの家具を大量に処分する場合は、業者側が軽トラックや1トントラックで回収してくれるサービスもあり、そうした時には、家具の処分費用にプラスしてトラックの費用が1~3万円かかります。
一般的な家具は、自治体でも回収してくれますが、家電などは家電リサイクル法によって、回収、処分することができる人間が決められています。
その代表的な存在が不用品回収業者です。
2001年4月に施工が開始された家電リサイクル法では、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機の4つの家電が必ずリサイクルしなければならない対象として決められています。
また、これらに含まれない家電でも、多くの自治体がルールを定めて処分しているのが実情です。
不用品回収業者に家電を処分することを依頼した際の相場ですが、まず冷蔵庫は3000円前後になります。
2人暮らしや同棲中のカップルなどがよく使う170リットル以下の冷蔵庫がこの費用です。
それよりも大きくなると、費用も比例して高くなっていき、8000~9000円前後まで上がります。
回収されることの多いテレビは、だいたい3000円です。
これもサイズによって異なり、16型以下だと1500円ぐらいで処分してもらうことが可能です。
エアコンは5000円、洗濯機では4000円が、不用品回収業者に依頼する場合の一つの相場です。
このように、不用品回収業者への依頼費用は、処分してもらう不用品の種類によってかなり変わってきます。
般的な家具類は自治体に処分してもらうのとそれほど大差はありませんが、家電の処分になると費用が高くなってくるので、
依頼する場合は、事前に不用品の種類をリスト化し事前に見積もりを行うことが得策です。
1-3. 部屋ごと片付けたいなら広さや間取りを確認する
ここまでは、家具や家電それぞれを単品で処分した際の費用について紹介してきましたが、ここからは部屋全体をまるごと片付けた場合の費用などを紹介していきます。
まず、部屋全体を片付ける場合、部屋の間取りや物量を正しく把握しておくことが求められます。
これは、不用品回収業者側が作業をしやすくするためにも、適切な料金でおこなってもらうためにも必要な情報です。
部屋を丸ごと片付けてもらいたい際に便利なのが、不用品回収の積み放題やパックなどの定額制プランです。
これは、トラックの荷台にコンパネを立てて、そこに回収した不用品をどんどん積んでいくという内容になっています。
業者によっても変わりますが、家具ごとの処分費用が発生せず、大量に処分する場合にはお得なプランです。
基本的な軽トラックでのプランでは、間取りにして1K~1DKを対象にして不用品を回収します。
費用としては、1万円~3万円です。
2トントラックのプランでは、2DK~2LDKといった家庭レベルの不用品を対象に約10万円で処分してくれます。
1-4. 部屋の清掃は必要か
不用品回収業者によっては、不用品の処分のみならず、その後のハウスクリーニングをサービスとしておこなっています。
例えば、ゴミ屋敷の片付けを依頼した際など、不用品を処分しただけでは部屋が綺麗にならない時に効力を発揮するサービスです。
清掃箇所は多岐に渡っていて、キッチンやトイレといった基本的な箇所はもちろんのこと、フローリングや壁紙にまで対応してくれる業者もあります。
ハウスクリーニングサービスは不用品処分の費用とは別に追加料金が発生することが一般的なので注意が必要です。
専用の洗剤や機械も使う専門的な作業なので別途費用がかかります。
費用は箇所によって変わってきますが、基本的に1万円~2万円が相場です。
業者によっては、片付け後の清掃を無償でおこなってくれるサービスを展開している場合もあります。
ただし、この場合は大掃除後の簡単な拭き掃除などで、有料のハウスクリーニングとは勝手が違ってきます。
1-5. 消臭などの特殊清掃は必要か
事件や事故、孤独死などによって、遺体の発見が遅れてしまい、その結果として部屋がダメージを受けてしまうケースがあります。
そうした部屋をある程度の状態にまで復旧させる作業のことを、特殊清掃と表現します。
遺品などを回収することも多い不用品回収業は、そうした特殊清掃と深いつながりがあり、業者によっては特殊清掃もセットでおこなっているのが実情です。
悪臭を部屋から除去するための消臭、フローリングの染みを除去するなど様々な特殊清掃がありますが、特殊清掃業者と比べた場合、不用品回収業者の特殊清掃の種類はあまり多くありません。
また、全ての不用品回収業者が対応できるわけではないので、事前に確認や打ち合わせをしておくことが依頼者には求められます。
特殊清掃も依頼した場合は、料金が別途発生するので相談し事前確認を行ってください。
1-6. 買取できる不用品はあるか
回収する不要品の中で買取可能なモノがあった場合、買取してくれる業者もあります。
これは、もともと不用品回収業者が回収したものをリユースしたりリサイクルしているからこそ可能なサービスです。
高額買取となりやすいのは、市場での価値が一定しているブランド物や発売から数年しか経っていない需要のある品目です。
買い取ってもらった分の利益は、作業料金から差し引いてくれるので、買取可能なモノがあったら作業料金が安くなります。
但し買取専門業者ではないため、事前に確認してみましょう。
また、高価なものの場合は買取専門業者へ電話し相場を確認しておくことが得策です。
1-7. 信頼できる不用品回収業者とは
ここまで、不用品回収業者の役割などを解説してきましたが、ここではそんな不用品回収業者を選ぶ際の基準を紹介します。
まず、基準となるのがその不用品回収業者のホームページが存在しているか否かという点です。
多くの不用品回収業者は法律に則った健全な活動をしていますが、中には免許もなく不法投棄を繰り返しているような業者もいます。
そうした業者を選別する時にはホームページの有無が重要です。
不用品回収業者のホームページには一般的に、会社名や住所、連絡先にサービス費用が掲載されています。
当たり前のことですが、仮に違法業者であった場合は、こうした情報から検挙されてしまうこともあるので、情報を掲載せず、ホームページも作成しません。
なので、ホームページの有無は肝要ということです。
仮に情報が掲載してあったとしても、その情報が真実かどうかを利用者側が調べることも求められます。
法人登記ならば、インターネット上から無償でその事実を調べられますし、個人事業主でも住所から実在しているか否かを確かめることができます。
とは言っても的確に判断するのは難しく、判断する基準は、怪しいと思う記載内容が有るかないか。
また業者情報や許可番号などを載せているかどうかにて、まずは第一フェーズの判断としましょう。
1-8. 資格を保有している
リサイクル法にも関わってくる不用品回収業者は無資格でできる仕事ではありません。
まず、必須となってくる資格に古物商許可があります。
これは、リサイクル品を買い取ったり、あるいはそれを中古品として販売する時に必ず必要な資格です。
営業所の所轄の警察署において、必要書類を、身分証明書や収入印紙と共に提出して問題がなければ認可されます。
買取を謳っている業者の場合、古物商許可を所持していない業者は違法となります。
依頼する場合はその業者に許可証があるかホームページなどで確認しましょう。
事業所から産業廃棄物を回収したり、回収したモノを産業廃棄物として処分する際には、産業廃棄物収集運搬業許可が必要です。
この資格を取得した場合は、リサイクル法における家電4品についても限定的ながら、回収ができるようになります。
公益社団法人産業廃棄物協会の講習を受けて、車両や人材などが揃っている場合のみ許可が下ります。
同様に一般廃棄物収集運搬業許可があれば、一般家庭の廃棄物も回収できるようになります。
廃棄物かどうかを確認しなくていいこの資格は、多くの不用品回収業者が所持しており、正規不用品回収業者として活動する以上は必須の資格です。
特殊清掃をサービスとしておこなっている業者の場合は、その資格や遺品整理の資格が重要になってきます。
これらは、厳密には資格がなくてもできる仕事ですが、やはり専門的な業務なのでその知識が最低限保証される資格の有無は確認しておくとよいでしょう。
1-9. 作業料金がわかりやすい
サービス費用が明確にまとめられているかどうかも肝要なポイントです。
正規の業者の場合はあまり問題ありませんが、悪質な業者の場合は、あえて料金を掲載しなかったり、いくらでも割高にできるように明確な表記を避けているケースがあります。
なので、ホームページなどにこの不用品を処分する場合は、サイズがこのくらいならばこの価格、このプランならこれが最低料金といったように、きちんと料金体系を明確にして、掲載している業者がおすすめです。
ただ、最終的な料金は分かりづらい業者さんが多いため、事前に確認してから依頼をするようにされてください。
1-10. 作業実績が豊富
ホームページには、会社名などの基本的な情報以外にも、このような案件をおこなってきたという案件が掲載されています。
業者によっては、掲載許諾がとれた利用者の不用品と回収前、回収後の部屋の様子を画像にして掲載したり、積み放題プランのだいたいの量を画像付きで解説しています。
このような実績やサービスの詳細などは、業者に依頼するにあたって大切なポイントの一つです。
不用品回収業者のホームページには実績が掲載されていますが、それはあくまで業者側による情報です。
実際、どのような作業内容なのか、依頼するとどうなるのかなどを確認するには、口コミをあたってみることがおすすめです。
不用品回収業者にも各種口コミサイトが用意されているので、依頼した業者の口コミを調べ、自分の目的と合致しているかどうかを判断してから依頼するというのはよりよい依頼を実行する上で、重要になってきます。
片付けから清掃までしてくれる不用品回収業者
今回は、不用品回収業者について、その費用をケースごとに分けて紹介したり、選ぶ際のポイントを解説してきました。
不用品回収業者は法律にのっとって家具や家電など処分してくれます。
部屋の片付けに特殊清掃までをこなす場合もあるなど、その活動は多岐に渡っています。
不用品回収業者に依頼する際には、自分に合ったサービスを選ぶことが前提ですが、必ず内容や料金はトラブルが発生しないよう事前確認を行って取引をしてくださいますようお願い申し上げます。