危険な業者の特徴
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1. 優良な不用品回収業者の選ぶコツ
各地で営業している不用品回収業者の中でも信頼できる、優良な業者の選び方について説明します。
不用品の回収を依頼する際は利用料金や回収できる物品の種類、営業可能な地域などを把握しなければいけません。
安心して不用品の処分を任せることができる、優良な業者の基準について紹介します。
1-1. ホームページで会社情報を確認する
情報化が進んだ現代社会ではホームページを持つのが当たり前
不用品回収業者の利用を検討した際、まずは会社の所在を確認する必要があります。
まずは会社の名前や所在地、代表者の氏名などが記載されているホームページを確認しましょう。
ホームページを調べるのは自社の業務内容を公開しているかどうかを把握するためです。
ホームページ内に「会社情報」や「企業情報」といったページがあれば、そこで所在地や代表者の氏名を確認できます。
現代の情報化社会において、どのような業種の会社でもホームページで情報発信を行うのは当たり前とされています。
手軽にできる情報発信すら行わない所は業務をしっかりと行っていないなど、何らかの問題を抱えている可能性があります。
同じ名前の別会社に注意する
ホームページを確認する際には別の会社と間違えないように注意します。
日本はいくつもの会社があるので、まったく同じ名前の会社があってもおかしくありません。
ホームページの確認時には名前だけではなく、所在地や業務内容など他の情報も見落とさないことを心がけます。
1-2. 料金表・料金プランが記載されているか
不用品回収を謳う業者のホームページを確認する場合、まずは回収作業の料金表を探します。
読みやすく内容が分かりやすい料金表があるか、不用品の数や種類、時間指定など様々な事柄に応じた料金プランが存在するかをチェックします。
料金の確認は不用品を処分してもらう時でも構わないように思えますが、ホームページに明確な記載がなければ回収する際に高額の料金を請求されるかもしれません。
用途別の料金プランなど明確な内容の料金表があれば、回収時に追加料金を請求されるなどの金銭トラブルが起こる可能性はほとんどありません。
不用品ごとの作業単価など料金表が細かいほど計算に便利なので、業者が設定している料金が適正なのかを確認することができます。
また、ホームページに料金表を記載するのはそれ以外の料金を請求しないことを意味しています。
そのような業者は誠実な姿勢で回収業務を行っているので、安心して依頼することができるでしょう。
1-3. オプションサービスの有無
不用品回収作業におけるオプションサービスとは本来の業務である不用品回収とは異なる作業を指すのが普通です。
オプションサービスの内容は建物に取り付けられている不用品の解体やバイクなどの車両類の回収、作業後の掃除など業者によって異なります。
不用品回収とは別扱いの作業ですが、オプションサービスにも利用料金が発生することを知っておかなければいけません。
その一方で不用品回収とは区別してオプションサービスを手掛けている所は優良な業者と言っても過言ではありません。
利用者が自分の意思で必要なサービスを選択できるためです。
オプションごとに金額が設定されているので割高な感じがありますが、どのサービスにいくらかかるのかがひと目で理解できることから利便性は高いと言えるでしょう。
1-4. 許可・資格はあるか
不用品回収の業務は誰にでもできることではありません。
家庭から排出される不用品を回収する仕事を行うためには、自治体から一般廃棄物収集運搬許可を得る必要があります。
業者は許可番号を速やかに提示できるようにしなければいけないため、ホームページには必ず許可番号が記載されています。
もしも許可を得ずに不用品回収を行うと廃棄物処理法違反になり、重い刑罰が下される可能性は否定できません。
また、一般廃棄物収集運搬許可の取得条件は非常に厳しく、取得条件を満たしたとしても自治体が業者を募集しなければ営業はほぼ不可能です。
そのため、許可を得て回収業務を行っている業者は自治体から必要と認められた優良業者と言えるでしょう。
一般廃棄物収集運搬許可は不用品回収の仕事に必須なので、この許可を得ていない業者は良し悪しを決める必要すらない、問題外の存在です。
1-5. 作業実績・作業事例があるか
安心して不用品回収を依頼できる優良業者を見つける方法として作業実績や事例の確認があります。
今まで行った不用品回収の実績や過去に手掛けた事例などを詳しく紹介している業者は信頼できると言えるでしょう。
他の業者に断られたお客様の依頼を引き受けた、ごみ屋敷状態の住宅から不用品を回収したなど事例ごとに詳しく公開している業者なら自分と似ている事例を探して作業内容や利用料金を把握することが可能です。
わざわざ業者に問い合わせる手間が省けるので、複数の業者を比較するのに便利です。
また、実績が多い所はそれだけ経験が豊富とも言えるので質の高い作業が期待できます。
営業している年数が短くても作業実績が多い所は精力的に仕事を行っていると言えるので、不用品回収を依頼する際の参考になります。
1-6. 回収以外に買取・無料引き取りはあるか
不用品を自分に代わって処分してもらうのは便利ですが、同じ処分するなら無料で引き取ってくれるか、あるいは買い取ってくれる方法を選びたいと思うのは自然な考えと言えるでしょう。
不用品の回収以外に買取業務を行っているか、あるいは処分費用を請求しないサービスを扱っているかも業者選びの重要なポイントです。
回収業者によってはまだ使える物なら買い取ってくれる所もあるので便利ですが、買取業務を行うには古物商の資格が必要になります。
一般廃棄物収集運搬業許可を得て回収業務を行っている業者の多くは古物商の資格も持っているので、お金になる物を買い取ってもらうのは難しくありません。
また、不用品の処分費用とまだ使える物の買取金額を相殺し、無料回収という形にする業者も存在します。
不用品の回収業務以外にリサイクルショップを経営するなど幅広い事業を行っている業者は柔軟に対応してくれることがあるので、初めての業者を頼る人でも利用しやすいと言えるでしょう。
1-7. 口コミ・評判はあるか
業者に対する口コミや評判は業者が提示している実績よりも信頼度が高いと言えます。
口コミは業者の対応や作業内容、料金などについて利用者が感じたことをありのままに記したものです。
そのため、人によっては個人の主観が混ざっていたり感情的になっていることもありますが、実際に利用した人の率直な考えを知るのに便利と言えるでしょう。
評判も同様であり、利用者が自らの経験に基づいて業者の良し悪しを評価しています。
実際に利用した人だからこそ言える遠慮のない感想は、業者の良し悪しを見分ける際の重要なポイントであることは間違いありません。
口コミなどを見るにはインターネット上にある、地域ごとの掲示板を見るのが効率的です。
不用品回収業者の多くは地域密着型の営業を行っているので、利用者の声を聞くならその地域に根付いた情報交換の場を確認するのが最適と言えます。
不用品回収業者が自社のホームページでお客様の声と称して口コミや評判を紹介することもありますが、客観的な評価を知るなら業者とは無関係の比較サイトや掲示板を調べるのが賢明でしょう。
広い範囲で調べるなら該当する業者の名称に口コミ、あるいは評判などの語句を加えて検索する方法があります。
多くの口コミや評判を知ることができますが、そのすべてが事実に基づいた内容とは限りません。
そのため、実際の利用者の評価で業者の良し悪しを調べる際は注意が必要です。
1-8. 危険な不用品回収業者には注意
不用品回収業者のすべてが信頼できる優良業者とは限りません。
中には不当に高額な料金を請求したり、違法に回収業務を行っている悪質な業者も存在します。
ヤクザなど反社会勢力と関係している危険な業者も稀に存在するので注意しなければいけません。
1-9. ホームページが存在しない
現代社会では業種を問わず、会社組織のほとんどがホームページを持っていると言っても過言ではありません。
ホームページを持つのは業務内容などの情報を発信するだけではなく、会社としての活動を適切に行っていることをアピールする意味があるためです。
ホームページを持っていない会社は所在が明らかではなく、実態がない可能性が高いと言えるでしょう。
また、ホームページがあっても更新を何年も行っていない、エラー表示が出て内容が確認できない所も営業実態が疑わしいので避けます。
1-10. 町内を回ってる廃品回収トラック
不用品を回収するとアナウンスしながら町内を回っているトラックを見たことがあるかもしれません。
不用品回収と言えばあちこちを走っている廃品回収トラックというイメージを抱いている人がいるかもしれませんが、そのような回収業者は非常に危険と言えます。
店舗を構えずにトラックを乗り回しているのは一般廃棄物収集運搬許可を得ていない違法業者の可能性が高いためです。
トラックに乗っている業者が許可を得ているのかを確認するのは困難です。
許可番号の提示を求めても手元にはないと言い訳をして逃げてしまう可能性があります。
また、営業実態も掴みにくく、本当に適切な方法で不用品を処分しているかを確認することもできません。
正しく処分すると言いながら実際は不法投棄をしていたというケースもあります。
利用者は知らないうちに自分が違法行為に加担した形になってしまうので、廃品回収トラックには近づかないのが賢明でしょう。
1-11. 無料回収で勧誘する
使わなくなった物や捨てたいものを無料で回収すると勧誘する業者も悪質な営業を行っている可能性があります。
不用品回収は依頼者に変わって不用品を処分し、その手数料で利益を得る仕事です。
無料回収では利益が出ないのであまり存在しないと言えるでしょう。
まっとうな業者が無料回収を行うこともありますが、それでもお金になる物を買い取って、その金額で処分にかかる費用を相殺する特殊なケースです。
買取業務を行わずに不用品の無料回収だけを行うのはほぼあり得ないと言えます。
無料回収で勧誘する業者は最初の一品だけ無料で他は有料など、屁理屈に近い理由でお金を請求するパターンが多いので注意しなければいけません。
請求する金額も非常に高額なことが多く、脅かして無理矢理払わせるケースもあります。
一度でも利用するとそれを口実に何度も接触し、その都度高額な支払いを請求するのも珍しいことではありません。
このような回収業者はヤクザなどの反社会勢力に関わっている可能性もあるので、甘い言葉に騙されて近づいてはいけません。
1-12. チラシやポスターでの勧誘
住宅のポストに不用品回収のチラシが放り込まれたり、街中にポスターが貼られていることもあります。
不用品を処分したいと考えている人には丁度よい機会に思えるかもしれませんが、そのようなチラシやポスターで宣伝する業者には要注意です。
特に無料で回収する、高価買取を約束などと甘い言葉が記されている場合は一般廃棄物収集運搬許可がない、悪質な業者の可能性があります。
実際に頼むと無料なのは小さい袋に入る程度のわずかなごみだけで、他は高額な処分費用を請求されるというケースは珍しくありません。
威圧的な態度で支払いを要求し、お金を受け取るまで何時間でも居座るおそれがあります。
また、チラシやポスターをばら撒く業者は所在が明確でないことも多く、不用品回収の営業実態がない可能性もあります。
不用品回収を行っていないのにチラシやポスターで宣伝するのは個人情報を集めるのが目的です。
文面に騙されて連絡すると自分から個人情報を伝えてしまう形になり、非常に危険です。
不用品を回収してくれると思って伝えた個人情報を悪用されたり、空き巣や詐欺の被害に遭う可能性も否定できません。
トラブルを避けるためにはチラシやポスターに記載されている所には決して連絡しないことを心がけます。
不用品拐取の詳細を知ることが上手に処分する秘訣
本人に代わって不用品を処分してくれる不用品回収業者は非常に便利と言えます。
しかし無許可で営業する悪質な業者も稀に存在するので、知らずに利用すると自覚せずに違法行為に加担する形になってしまいます。
一般廃棄物収集運搬許可を得る条件など不用品回収に関する様々な事柄を詳しく知ることが、トラブルのない不用品処分に繋がるでしょう。